手術後の避妊について

中絶後の生理と避妊について

中絶後中絶手術は人為的に妊娠を中断させる手術ですから、当然ですが心身への影響を及ぼします。特に出産に備えてホルモンバランスが大きく変化している途中だったため、手術後はホルモンバランスが乱れて回復するまでしばらくかかります。そのため、生理周期が遅れることも珍しくありません。
生理周期が乱れてしまうと避妊はより難しくなります。そのため、中絶手術後の妊娠を避けるためには、術後の避妊は不可欠です。ご自分たちにより適した避妊方法をパートナーと相談するのも重要です。
特に、避妊に関する正しい知識を持つことは不可欠です。

中絶後の生理

当院では、妊娠10週目6日までに行う初期中絶手術を行っています。この手術では、子宮内の胎児や胎盤を吸引法で人為的に取り出します。妊娠するとホルモンバランスが変化しますが、手術後はそれが元に戻るまでしばらくかかり、ホルモンバランスが一時的に乱れた状態になります。ホルモンバランスが乱れると生理周期も変化します。こうしたことから、術後に最初の生理が訪れるタイミングは手術の30~50日前後が多くなっています。この範囲内に生理になったら特に問題はありませんが、1月半以上経過しても生理にならない場合にはできるだけ早めに受診してください。
なお、手術後には基礎体温表を記録していただくようお願いしています。1月半以上経過しても生理にならない場合には、記録した基礎体温表を受診の際にお持ちください。また、生理に似た不正出血が起こることもありますので、判断がつかない場合には受診するようにおすすめしています。

中絶手術後は生理周期を含め、身体の状態が不安定になりやすいということを理解しておけば、余計な不安を感じることもありませんし、逆に身体のサインを見逃してしまうこともなくなります。気になることがありましたら、なんでも遠慮なくお問い合わせください。

中絶後の避妊

中絶後の避妊はとても重要です。妊娠を望まないのであれば、必ず避妊してください。当院では産婦人科医の立場から、お身体への負担が少ないもの、女性がしっかりコントロールしてご自分の身体を守れるものなど、さまざまな避妊法について、メリットやデメリット、リスクなどをわかりやすくご説明しています。適した避妊法はライフスタイルや考え方、パートナーとの関係性によっても変わってきます。

ご相談はパートナーと

パートナー妊についてパートナーと話し合うのも重要です。正しい知識をお二人が持つことが大切ですから、当院ではパートナーの方とお二人で受けていただく避妊相談も行っています。当院は婦人科だけでなく、内科や消化器科など幅広い診療を行っているため、お二人で気兼ねなくご来院いただけます。お気軽にいらしてください。

TEL.03-3351-3610 中絶インターネット相談
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