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経鼻内視鏡
経鼻内視鏡とは
経鼻内視鏡は検査時の患者さんへの苦痛を軽減することを目的に作られた、鼻から挿入する形の極細径内鏡で、従来の口から挿入する内視鏡とは異なり検査中の負担を大幅に軽減することができます。
挿入の際の舌や喉への刺激はほとんどなく、食道、胃、十二指腸などの上部消化管を検査することができ、現在大変注目されています。
経鼻内視鏡の特徴と適応
現在先端の太さが5.9mm(フジノン東芝社)と5mm(オリンパス社)のものが発売されており、当院では最新の5mm(オリンパス社)製を使用しています。
従来の内視鏡より柔らかく細いので、検査中の負担が軽減されます。検査中の会話も可能ですので、患者さんはリラックスでき、円滑に意思の疎通を図ることができます。
経鼻内視鏡検査が有効な病気・症状
胃食道逆流症(GERD)
胸やけや胸痛をともなう症状で、食道内に胃酸が逆流するために生じる食道下部のただれなどの食道炎を内視鏡検査で発見できます。
しかし、最近では食道炎の有無に限らず食道内への胃酸などの胃内容物逆流の症状のことも指します。高齢者の増加、食生活の欧米化により今後さらに患者数の増加が指摘されています。
症状
胸やけ以外にも狭心作用の胸痛、喘息様症状、かすれ声、咽頭痛、耳痛など多くの症状があります。そのため、耳鼻科や呼吸器科など受診したり、また消化器科を受診しても診断が遅れることがあります。患者さんは自覚している全ての症状を医師に話すことが大切です。
原因
食道と胃の境界部にある下部食道括約筋は弁の働きをしており、胃の内容物が食道内に逆流しないような仕組みになっています。そして食事をとる時には、この弁が弛緩して食べ物が胃の中に入るのです。しかしGREDでは胃の刺伸展激や胃からの排泄遅延によってこの弁の弛緩現象の頻度が多くなり、症状が出現すると考えられています。
過敏性腸症候群(IBS)
腹痛や腹部不快感などの腹部症状、および下痢や便通異常が慢性的に経過する病気で、10人に1〜2人の方が悩んでいると言われています。若い方、特に女性に多い現代病の一つで、生活や仕事に支障をきたすことも多く、最近特に注目されています。
原因
ストレスにより、腸管運動のい異常や脳・腸管の知覚過敏が生じることが原因とされています。どの腹部症状優位かにより、下痢、下痢便秘交換型、腹痛型、腹部膨満感型、腹部症状不安型に分類されますが、約半数が下痢便秘型です。
症状
- 腸管に明らかな病気がない
- 腹痛、腹部不快感などの症状が1年のうち合計12週間以上ある
- 症状が排便により軽くなる
- 排便頻度が変化する
- 便性状が変化する
(1)および(2)に、(3)(4)(5)のうち2項目以上あれば過敏性腸症候群の可能性があります。
※排便頻度の変化とは1日に3回より多い排便や1週間に3回未満の排便などです。便性状の変化とは硬便、兎糞状便、柔便、水様便などのことです。









