子宮内避妊システム(ミレーナ)

子宮内避妊システム (ミレーナ52mg)

装着には子宮頚部の拡張が必要なため、痛くないように静脈からの全身麻酔下で行います。装着後2~3時間休憩室で安静にして頂きます。

ミレーナ52とは

2007年に日本で発売されたYの字型の、子宮内設置型の避妊システム(以下IUDと呼びます)で、避妊リングと呼ばれるものの一つです。Y字型のシャフトの部分から「第2世代プロゲスチン」の「レボノルゲストレル(以下LNGと呼びます)」と呼ばれる避妊に必要なホルモンを1日に20マイクログラムづつ放出します。直接子宮粘膜に作用するため、内服の300倍のホルモン濃度が得られ、子宮内膜細胞の増殖を強く抑えます。レボノルゲストレルの付いていないIUDに比べて高い避妊効果が得られ、5年間続きます。LNGは子宮の内膜の増殖をおさえ、子宮筋腫、子宮腺筋症、過多月経、月経困難症の方にも有効で、経血量を激減させて月経痛を減らします。

ミレーナと経口避妊薬(OC)の比較

良い点

  1. 毎日服用しなくても良い。
  2. 飲み忘れて妊娠することが無い。
  3. 喫煙する人・高血圧症・糖尿病・心臓病の人にも安全、装着可能です。
  4. 更年期症候群の方のホルモン補充療法でを行う方は、エストロゲンのみの服用で安全に行えます。
  5. 卵巣の機能を抑制しないので、ミレーナを抜去したあとはつぎの生理周期からすぐに妊娠可能です。

悪い点

  1. 装着してから2~3ヶ月は不規則な少量の出血を認めることがありますが、入れ続けると消失します。
  2. 頭痛、乳房痛、ニキビ、体重の僅かな増加が起こる事があります。

ミレーナの装着について

ご希望の方は生理が始まった日を目安にお電話ください(03-3351-3610)。

入れた後

1ヶ月後、3ヵ月後、1年後、以後1年に1回チェックさせて頂きます。5年経ったら交換させて頂きます。

ミレーナが合わない人

子宮奇形(双角子宮、中隔子宮等)、子宮体癌が疑われる人、妊娠中、子宮内膜炎、骨盤腹膜炎、授乳中、等の方はミレーナの装着は行えません。

ミレーナを装着するタイミング

生理開始から5日を目安にして下さい。

抜去後

卵巣機能は保たれており、妊娠を望まれる方は翌月より可能です。

費用

挿入料 55,000円(税込)

FD-1も挿入可能

プロゲスチンを含まないコンベンショナルな子宮内避妊具「FD-1」は、麻酔費用を含めて3万5千円で挿入可能です。